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Rubyと僕の歩み

Rubyは今年で25周年、つまりは25歳となります。僕は今年で24歳、Rubyのほうがひとつ年上になるんですね。Rubyさん、とお呼びしたほうがいいでしょうか。

僕とRubyとの出会いは2014年のことでした。当時、学習を兼ねて書いたOS Xのコマンドのラッパーを、同じく学習を兼ねてGitHubに公開していました。それがきっかけとなって生まれた出会いがもとで、Ruby on RailsによるWebアプリケーション開発に関わっていくことになりました。

それから業務としてRubyを書いていくうちに、OSS活動の楽しさ、コミュニティの人達の親切さを知ることができ、Rubyという言語だけでなく、Rubyist達のコミュニティも好きになっていきました。

僕は、いくつかのgemをOSSとして公開しています。しかし、そのどれにしても、Railsのように世界中の人々に使われたり、30000を越えるstarを集めたりしているわけではありません。ちっぽけなgemばかりです。

それでも、仕事仲間だったり、近しい友人だったり、何よりも自分自身が困っている問題を、自分が書いたRubyのコードで解決できること。それによって褒められたり、感謝されたり、pull requestを贈られてきたりすることが楽しいから、OSSとして拙いコードを公開し続けているのだと思います。これは、Rubyを書いていくことで、Rubyや、たくさんのRubyist達から教わったこととも言えるでしょう。

僕がRubyと共に歩き始めてからもう4年が経とうとしています。この4年の間に、Rubyは僕に色々なことを教えてくれました。じゃあ僕は、どれだけのことをRubyにしてあげられたでしょうか。 であれば、25周年という記念となる節目に、このメッセージを寄稿することで、Rubyさんへのせめてもの恩返しとしたいと思います。

これからもよろしくお願いします、Ruby先輩。

うなすけ

サーバーサイドエンジニア。現在はRuby on Railsによるアプリケーション開発や、それが動作するインフラを構築、運用していく仕事をしている。